ご本尊・仏様
十一面観世音菩薩を本尊とし、薬師如来をも奉安することから、近在の方々より「堀込のお薬師さん」として信仰されています。
右手に錫杖、左手に水瓶を持ち、真言宗豊山派総本山長谷寺のご本尊様と同じお姿をされた、いわゆる長谷寺式十一面観世音菩薩です。その名の通り、十一のお顔があり、鬼のような厳しいお顔、口を開け大笑いするお顔、そっと優しく私たちを見守るお顔など、様々な表情であらゆる方角から私たちを見守っています。
一般には観音様の名称で親しまれますが、観世音菩薩、観自在菩薩(かんじざいぼさつ)と呼ばれ、私たちの声を常に聞き、人々の願いや苦しみの数だけ自在に変化(へんげ)して、ときに優しく、ときに厳しく、私たちを導いて下さる仏さまです。
近在の方々より「堀込のお薬師さん」として親しまれています。
薬師如来は、「薬の師」と書く通り、病気に苦しむ私たちを救う仏さまで、左手には心身を癒す薬が入った壺、薬壺(やっこ)をお持ちです。私たちの病んだ心や体を癒し、災禍を消す。また、その名前を聞くだけでご利益が得られると説かれるほど、大変ありがたい仏さまです。
伽藍・施設
本堂は入母屋造り瓦葺八間四面のどっしりとした建物です。
寺の周辺は足利郊外の田園地帯でしたが近年は住宅が建てられ、寺は道路の交叉するところに面しているため街中にいるようですが、本堂へ入ると静かさがよみがえり心ゆくまで読経できます。
入母屋造り瓦葺八間四面の本堂です。平成18年に、本堂屋根瓦葺き替え工事を行い、現在の姿となっています。
宝性寺は、八木節を全国に広めた初代堀込源太の菩提寺でもあります。
八木節は日本三大民謡の一つと言われ、多くの方に唄い踊り継がれています。
樽を叩きながら、笛で軽やかな主旋律を奏でる、軽快な調子で歌われる民謡です。
その名称は、例幣使街道八木宿(当寺より東へ約1km)の地名より起こったと云われております。
明治以降、盆踊り唄として各地で唄われていたものを、堀込源太(渡辺源太郎)が大正3年にレコード化し、 東京の浅草六区(万盛館)に出演し、その名を全国に博したものです。
晩年は、出生の地(足利市堀込町)に住し、 昭和18年12月8日(行年72歳)を一期として生涯を終えました。
法号は、妙音院本覚源太居士と授与され、当寺に祀られております。
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